神奈川の小さな町に店をつくりました。
その場所は最初から店だったわけではなく
作業場が事務所になり店になって。
最後にはアトリエになりました。
作業場を作った時はアトリエになるなんて思わなかったし
アトリエを持つような仕事をするなんて思っていませんでした。
普通のお母さんでした。
その時 その時 すきなもの並べました。
人も来なかったし売れませんでした。
けれど 自分が選ぶすきが段々と伝わって
少しづつ 少しづつ人との繋がりが出来ました。
今 奥沢に出来る お店のお手伝いをしています。
店主の彼女と床を削りながら
聞く彼女の言葉は なんというか
それが全てではないと思うけどすごく正直で
なんだか愛らしいと思いました。
素敵なお店は沢山あります。
きっとその全てにきっかけや歴史があって
比べる事は出来ません。
伝えたい事もかたちだって違います。
彼女が話してくれた気持ちが
じわりじわりと伝わるような
お手伝いが出来たらいいなと思っています。
何より今思えばわたしも店をやってよかったと思っている。
今は違うかたちでも
同じようなこと事をいろんな場所で出来ているから。
どんな仕上がりになるかたのしみだな。