父は毎日誰かの書いたものを読む。
新聞も
本も
そして 自分が心動いたものはわたしに必ず教えてくれる。
「 こんな言葉に感動したんだよ。」
「 これってすごい考え方だよなぁ。」
「 この人の言ってること本当によくわかるんだよ。」
心に残ったものは 新聞なら切り抜いてわたしに読ませる。
素直な人だなぁと思う。
父は 仕事ばかりしてきた人で 正直幼い頃の父との記憶はない(笑)
多分父もそうだと思う。
娘の幼い頃の記憶なんてないんじゃないかな。
家にいることの方が珍しかったら。
だから 父から躾けられたこともないし 血は繋がっていれど
この人から情を感じたことはあまりなかった。
子を産み一緒に育て仕事をするうちに
父のことを知っていった。
教えてもらう事全てを いいね と共感はできないんだけれど
やっぱりこの人の子供なんだな・・・と思うことがある。
最近心に残った切り抜きは
中村文子さんの 「 それほどに 戦がしたいか男らよ 子を生んでみよ 死ねと言えるか 」 の言葉。
新聞のオピニオンで 渡辺京ニさんの近代化を問う記事。
人が生きているうえで大事な事は何だとお考えですか?の問いに
「 どんな女に出会ったか、どんな友に出会ったか、どんな仲間とメシを食ってきたか 」
が一番大事だと。
いい記事だったなぁ。